欧州武者修行記 14日目

またしても機内でいろいろとメモを書く。

テーゲル空港

14時,チェックインカウンター開く。最初の2家族が5分くらいかかる。荷物は成田までピックアップ必要ナシとのこと、信じるぞ。

手荷物検査にやたらひっかかった。オロナイン軟膏を液体物扱いされたらしい。あとベルトしてたのも良くなかった。忘れてた。

機内へ

例のごとくバスで飛行機まで連れて行かれる。 席配置は3列・2列。3列の窓側。1時間ちょっと程度のフライトだし何でも良い。 機内、どうもドリンクとかのサービスはなさそうだ。手元に有料のメニューがある。 面倒くさくなってすべてを上の棚に入れてしまったが、バッテリー切れたりしないでくれよ……?

今日のベルリンは日が出ていて暖かい。眠い。 飛行機のエンジンが回り始めた音がする。良いもの。流石に今回は寝れるんじゃないだろうか、ブリュッセルからのフライト。 ANA運行便だしもしあれば一ノ蔵飲んじゃおうかなあ。飛行機で酒飲んだことないからひどく酔うとかそういうのがわからなくて行きでは避けた。今度は夜だし、寝たいし、アリだよね。

寝てしまった……離陸した直後に速攻で寝落ちたっぽい。コーヒーでちょっと頭が痛い。ちょっと肌寒いかな。 起きてしばらくしたら、キャビンクルーさんがチョコ持ってきた。さすがベルギー。 そういえば例のイケメンはキャビンクルーだった。キャビンクルー全員男性だ。

着陸態勢に入りつつある。シンデレラガールズの曲は良い。そういえばまだ出国してないのか、パスポートコントロールを通る必要がある、ということはもしかしてもう一度手荷物検査があるのだろうか。次は引っかかりたくないものだ。

ジェットコースター苦手なんですけど、ちょっとした落下感というか降下感というか、あの、私苦手なんですけども、あの、小刻みに降りるなァーという感じ。 窓の外は「村」とか「集落」と呼びたくなるような、少ない家の集まりが多く見える。行政区域の最小単位はどこで切られてるんだろう。

飛行機移動、乗ってる間は相当楽だな。でも乗るまでが面倒くさすぎて、電車じゃなくて飛行機にすればよかった、とはちょっと言えない。一長一短であると思う。一番いいのは1ヶ所で用事が済んでくれることだと思います。

窓から荷物が搬出されるのが見えたのだが、自分の荷物が放り投げられるのを見るのは微妙な気分だった。

ブリュッセル空港

ブリュッセル、結局乗り換えのために2回立ち寄ったことになるのか。チョコレートくらい買っていこうかと画策中。

お土産購入と軽食をとり,せっかくなのでベルギービールをいただく.日本で飲むビールに味わいが似ている.

20時20分、搭乗。とりあえずLIFEを見つけたので見る。日本の税関に出すカードをもらったからあとで書こうと思う。前の座席の下に足置き?的なのが吊ってあってすげえ快適。

飛行機

離陸直後、隣のお婆ちゃんが画面の使い方で困ってたのでちょっと教えてあげる。とりあえずチャンネルガイドの冊子をみせてあげた。

よく冷えた一ノ蔵が最高にうまい。ライスクラッカー?うるさい、これはあられだ。最高にうまい。

フォースの覚醒見終わって寝て起きたんだが、画面表示が2時半すぎ、手元の時計が全部1時半すぎで、おいおい……となる。起きてしまった感じがあるので最後のジェダイ見ます。

最後のジェダイ最後まで見る前に寝てしまったけど1から6がうろ覚えなせいでいまいちスケールというか話についていけない。 合計3から4時間くらい寝た気がする。まあ着陸したら夕方なのだが。体感は朝だが。

朝食、アサリときくらげの粥?うまい。アサリもナッパもうまい。朝食後、トイレに長蛇の列。もちろん並んだ。

当機は間もなく着陸態勢。腕時計を日本時間に、スマホSIMカードを日本のものに。税関提出のカードも書いた。隣のお婆ちゃんに、1000000円って10000ユーロくらいって教えてあげた。

着陸

ただいま日本。ただいま東京。

入国審査がものすごい並んでいたのだが,30分以上並んだあとに日本人は違う列,というか並ぶ必要すらないことが判明する. どっかに表示しといてくれよな……と思いながら入国.お疲れ様でした.

欧州武者修行記 11–13日目

独逸滞在記

ベルリンで1泊、研究所のあるグライフスヴァルトで1泊、またベルリンで1泊という日程でした。電車の話は前回書いたのでとりあえず街の感じとか。

 

ベルリン

比較的都会……とはいえ首都ですから、かなり都会。東京が頭おかしいんだな、というのを再確認。

ベルリン中央駅構内のお店で様々な買い物をした。スーパーで飯や水を買ったり、おみやげのお菓子系もここで買った。なかなか便利で良い。

あとビールも一度だけ買ったんだけど、ミネラルウォーター500mLで0.5から1ユーロくらいなのに対してビールが1本1ユーロ切ってて、本当に水並みの値段でビール買えるのか……と感動した。ハイネケンおいちい。

あとは本屋に行ってみたところ、Mangaというコーナーがあって、ジャンプやサンデーのコミックスの翻訳版が置いてあった。ちょっとだけラノベの翻訳版もあった。こんなところでリズベットに会えるなんてな……キリット

観光はブランデンブルク門くらいしか有名どころは行かなかったけど、早朝に行ったから人気がなくて最高だった。

 

グライフスヴァルト

ベルリンから電車で3時間、田舎町です。大学がある街。
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今回あちこち行ったけどその中でもおそらく1番治安がいいと思われる。道端に浮浪者が座ってたりしない。所在なさげに歩いてる変なおじさんがいない。

リアル「石畳の街」で、まあスーツケース引っ張るのは大変だったけど、たいへん良い街でした。

レストランに入ってみたところ、英語メニューもありでお一人様でも迎え入れてくれたので良かった。ビール最高にうまい。最高。あと、なにか練り込んである灰色の生ソーセージ的なやつが美味しかったです。

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朝食で出てくるちょっとしたソーセージまでうまくて感動していた。研究所の人いわく、ドイツ人は朝ごはんをしっかり食べるのが好きなんだ、とのこと。

 

 その他

特になし。あとは帰るだけ!!!

欧州武者修行記 10日目

本日は移動日です


出発地:ロンドン(イギリス)

目的地:ベルリン(ドイツ)

ロンドンに前乗りして、陸路でベルリンを目指します。

8時半にロンドンを出て、ベルリン到着は20時過ぎの予定です。

 

ユーロスター

セントパンクラス駅からスタート。
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まずはイギリスの出国、そしてシェンゲン協定圏への入国(であってるのだろうか)。

イギリスはまさに、入るのは難関、出るのは簡単、という印象。ろくに質問もされず、スタンプすら押されてない気がする……。

続いての入国審査も何も聞かれずにスタンプ。

ユーロスターのロビーは、パリ北駅より広いけど人がいっぱいいる感じ。それもそのはずで、ロンドンからパリ行、アムステルダム行など、本数がおそらくパリ北駅より多いのだ。

カフェが2軒、両替商、トイレ(無料)があった。余ったポンドを全部ユーロに替えておいた。

カフェでサンドイッチとオレンジジュース、あとコーヒーを買って朝食。

ユーロスター、今回はなぜかWi-Fiに接続できず。そんなこともあるのかな。日本ならキレてたけどとりあえずカリカリしないことにした。

無事、ブリュッセル南駅へ到着。終着じゃないので寝過ごさないか少し心配していた。

 

タリス 

この日の移動で一番快適度が低かったのがタリス。

そもそもブリュッセル南駅がよくわからなくて、何語なのかなと恐々として行ったらフランス語っぽいのが聞こえてきた。せっかくなのでカフェでホットチョコレートとか飲んでた。とにかく寒かったけど、乗り換えまでひたすら待った。

 

タリスではケルンまで移動。

前の座席との間隔が少し窮屈に感じた。Wi-Fi完備。1時間半くらいの乗車だったので特に問題なし。

検札では初めてユーレイルパスにもハサミを入れられた。

 

ICE

インターシティエクスプレス、とかそんな感じの、ドイツの新幹線的ポジのやつ。

ケルンからベルリンまで、ドイツを横断した。所要時間はおよそ4時間。途中で10分くらい遅れた。

ケルンでのとりあえずドーナツの写真。


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ここでも検札。ドイツは改札がないからちょっと不安になる。表示を見て自分で改札に行って勝手に乗るのだが、実際に来た電車が表示の隣のホームに入ってきてちょっと焦った。

あと今回の旅で初めて、荷物置き場のない列車に乗った。これまで乗ったやつは大概車両の端に荷物置き場があって、そこにスーツケースを置いてチェーンロックをかけていた。

仕方ないので、座席上にスーツケースを押し込む。

この電車は意外と快適で、Wi-Fiも(よく切れるけど)あったし、電源もあった。食堂車とかもあったらしい。使わなかったけど。

 

そんなこんなで20時半くらいにベルリン中央駅到着。テイクアウェイできそうないろんな店が入っていたが、もう店員と話すのも面倒なくらい疲れていたので、スーパーを探してまたもサンドイッチと水を購入。ホテルまでは徒歩で10から15分。無事チェックインして、この日の移動は終了。お疲れ様でした。

 

 おまけ

翌日、ベルリンは雪!今回ずっと雪降ってるな……。

ホテルの朝食がめっちゃ美味しくて感動していた。
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今度はベルリンからREで移動。快速列車程度の能力らしいが、なんと3時間くらい乗る。

荷物置き場なし、Wi-Fiなし、自販機なし車内販売なし。それはそう。とりあえずこのブログを書いて時間を潰している。

ドイツ滞在記はまた次回。

あと3日で帰れると思うと早く帰りたい。

欧州武者修行記 7–9日目

牛津滞在記

牛津とはオックスフォードの中国語表記. 研究所はここから電車で10分,さらに徒歩15分の距離.

観光

日曜日は休みということだったので1日観光していた. ただし前日にめっちゃ雪が降っており, この日も朝から激寒.オックスフォード大学印のニット帽を購入.

町並みとか,お城とか見て歩いた.お城には入らなかったけど,日本のお城と違ってなんだか手が届く位置にある感じ.

とにかく街歩いているだけで最高の気分で,今回の修行で初めて心から来てよかったと思えた.

あとはBlackwellという老舗の書店に行ってみた. お土産も売ってるしカフェもある,完全に観光名所. 少しだけどボードゲームも取り扱っていた.日本のは,「街コロ」だけ置いてあった. どうせ読めはしないので本は殆ど見てないが,ただめちゃくちゃ地下が広くて驚いた.

日本人もかなり見かけた. やっぱ観光地なんすねー.

あと,カフェにしろパブにしろチェーン店が多くあって,普通に都会だなという印象. 金沢とかこんな感じ……? 歴史ある観光地と駅前の栄えている感じがくっついている感じ.金沢は1回しか行ってなくてもうよく覚えていないので適切かどうかはわからない. ショッピングモールの中にはユニクロとかもあった. 宿がちょっとアレだったのだが,それ以外は全然ここで暮らせると思った.

スーパーとか

食料を買えるところは3ヶ所くらい行ったけど,うち2ヶ所でセルフレジが使えた. また,レジ袋はフランスより安かったように感じた.

とにかくビタミンと食物繊維が足りない食生活だったため,とりあえず気持ちだけでも満足させるべく,キュウリの入ったサンドイッチとか,めっちゃ強そうなオレンジジュース(実際ものすごい濃かった)とか買って飲んでいた. サンドイッチ+なんかお菓子+飲み物,で3ポンドとか4ポンドくらいになる割引をやっていたので利用した.

食事

パブですね.パブみがある. イギリス料理はここ数年でずっと食えるようになったとされているが, 出てきたステーキはまったく味がついていなかった. 塩コショウを自分で振ったら美味しくいただけました.

あとパブはマジでなんにでも揚げたイモがついてくる. この旅行でじゃがいもがかなり好きになってしまった感じがある.連中は何やっても味がぶれない. これも塩とかケチャップとかタルタルとか適当につけて食ったらそんなに飽きなかった.

あとエールがおいしかったです.

滞在してみて

普通に街なので暮らしやすいなと感じた。 あと、ホテルのグレードを落としすぎると普通に不愉快なので、今度から泊まる場所はケチらないようにしようと思った。食事はスーパーとか使えば割と節約できることもわかってきた。

欧州武者修行記 6日目

本日は移動日です

出発地:エクス・アン・プロヴァンス(フランス)

目的地:オックスフォード(イギリス)

TGV

フランス国鉄高速鉄道.新幹線みたいなもの.気がついたことを列挙.

エクスのTGV駅はエクスの市街地からバスで15分程度離れたところにある. 結構トラップで,何度かこれに惑わされた. f:id:potato_omom:20180317212726j:plain

駅は売店があるという情報を得ていたので,早速お昼を調達しに行ったのだが,雑誌とかとお土産類ばかりで,パン的なのが全然ないじゃない?となった.

構内にカフェがあったので,そっちでサンドイッチ(バゲットに生ハムとか挟んであるやつ)を購入.

通路を入れて3階建てで,2階は広めの待合室になっていた. カウンターで手元にライトもあるところと,ソファのところがあって,なんとどこも最低1口はコンセントがある.とんでもねえ,待ってたんだ. 前の記事はここで更新しました.

トイレ.駅のトイレ有料とかいう言説を聞いていたのだが,実物は初めて見た. 無駄にハイテクな感じの自動改札(?)で,クレジットカードをタッチするかコインを入れると入れる感じだった. 広くて綺麗だし,日本も交通ICカードで有料にすればいいのに……とか思ってしまう.まあこの駅は通勤客とかほとんどいないだろうから,数が少なくても許されるんだろう.日本では無理だと思います. f:id:potato_omom:20180317213105j:plain

車内

2等車なんだけど,金額変わらなかったから1等にすればよかった.あとから気づいた.

  • おもったより広々
  • 座席の向きがまちまち
  • テーブルは広い.13インチのMacbookProを置いて,かなり余裕がある.
  • 無料Wi-Fiとコンセント(窓際のみ)がある.Wi-Fiは結構快適.
  • バー車両とかもあるけど使わなかった.

少し寝ていたらあっさりつきました. 車窓の景色は,日本とは「田舎」の格が違うことを見せつけてくれました.

そしてパリ. 降りたら雪だったよ.

パリの地下鉄(メトロ)

メトロはスリとかに遭う可能性があるとなんかで読んだのでめちゃくちゃ警戒していた. 武装した警官が3人くらいであちこちに立っていて,普通にキョドった. 職質ってかすでに拘束されてるのかわからんけど,警官に囲まれてうなだれている人を2回くらい見かけた. 特にスマホもカバンにしまった状態になるべくしていた. 通路が薄暗くてちょっと嫌だったので,前の人にピッタリついていった.

チケットの購入だが,窓口を探したのに見つからなくて,しょうがないから券売機を使った. まさかのクレジットカードしか受け付けないという仕様で驚いた. パリのメトロは市内は基本的に一律料金なので,買うのは簡単. だが,乗り換えのときになんか詰まってるなと思ったら数人で検札していた.道の真中でやってたから抜き打ちなのかな.とりあえず切符を手渡して確認してもらった.

乗り換えた先のメトロはまたカオスだった. まず,乗った瞬間に大道芸的なやつが始まった. 地下鉄の車内でスピーカーからガンガン音を流して,歌って踊ってた. でもみんなガン無視していた. 終わってから紙コップ持ってお金集めに来たけどスルーした. あと途中ですげえ美少女が乗ってきて普通に動揺した. 降りる直前,犬を連れた女性が乗ってきた.普通に鎖で繋いでたけど吠えてたし,いいんだろうか,あれは.

なんにせよ何事もなく地下鉄の旅を終えられた. 面白かったのは車内アナウンスで,駅に近づくと駅名だけを言うのだ. 文字見てたらなんとなくわかる. 日本とかだと前置き(次は〜です)がつくので,慣れないと聞き取るのは大変そうだと思う. 一度だけ,降りるときに,仏語英語などにつづいて「足元にご注意ください」という日本語アナウンスがあった.

ユーロスター

チェックイン

とりあえずユーロスターのサインに沿って歩いていったところ,チェックインのゲートが見えて来た.1時間以上前のためか,全然混んでいなかった. チケットのバーコードでゲートを通過. 続けてフランス出国.パスポートを見せてほぼ何も聞かれずに通過.

続いて,恐れていたイギリス入国審査.厳しいと名高いので警戒していた. 何をしに行くんだ?居つ日本に帰るんだ?くらいの質問で通過. 特に帰りの切符とか見せろとかは言われなかった.

さらに荷物検査.と言ってもベルトコンベアのX線検査に流すだけ. 出てくるのに時間がかかったのでちょっと焦ったが,特に問題なし. 待合室に到達である.

待合室はWi−Fiもあって,電源もある. 売店とかカフェがいくつかある. トイレは無料だった.

車内

やっぱり2等だが,綺麗で明るい. ちょっと弱いと感じたがWi-Fiもある. 電源はやはり2席に1口.隣の人がスマホを充電していた. バー車両とか行ってみてもよかったが,荷物あるし窓際だしやめておいた. テーブルも十分に広いが,TGVのほうが広いかな?

全行程2時間半のうち,約1.5時間経過くらいで長いトンネルに入った. ドーバー海峡ってヤツっぽい.Wi−Fiは切れなかった. 時差の存在を忘れていたので,1時間半でつくのか〜とか思っていたが実際には2時間半だった.

当然のようにロンドンも雪だった.

イギリスの地下鉄

チューブってやつ? 雰囲気は非常に日本の地下鉄に似ている. 路線図が書いてある感じとか,車内アナウンスとか. 真似したんですかねえ.歴史は知りません.

特に問題なく乗車したんですが,降りるときに切符を入れてもゲートが開かず,オロオロしてたら係員がこっちに来いと手招きしてくれたので切符を見せたところ,通してくれました. なんだったんだろう.

イギリスの国鉄

快速的なやつだと思う. どうも指定席じゃなさそうだったので,予定より早い電車に乗ってみた. WI-FIが飛んでたくらいで,特筆すべきことは特にない.

ドアは,まず窓を下げて,外にあるレバーを開ける方式みたいでした. 先に降りる人が開けてくれた.

ようやくオックスフォードに到着. 雪だし……寒いし……ホテルに行ってみたら予約できてないぞとか言われるし……. とりあえずなんとかしてホテルにチェックインして,この日は終わりでした.お疲れ様でした.

欧州武者修行記 2–5日目

南仏滞在記

フランス編.

研究所に近いエクス・アン・プロヴァンスという街に5日ほど滞在しています. ここは観光地にもなっているようで,地球の歩き方にも載っている街です.

お金の話

道端というか建物の外壁に,おもむろにATMの機械が埋め込んであるのをよく見る. スキミングとかされないよな?と思ってしまうくらい無造作にATMがある.左右に小さな板がついていて一応目隠しにはなっているが,日本のように個室的だったり独立して置いてあったりはしない.

でも結構使っている人いたなあ.

しかしだいたいどこでもクレジットカードが使えるので,現金の出番は通勤バスに乗るときくらいなものだ(多分そのバスもやろうと思えばカード使える).

機械によっては言語選択ができるが,もちろん英語またはフランス語. 操作はだいたい,表示されている金額を確認して暗証番号を打って,緑のボタンを押すだけ.

ちなみにカードが使えなかったのは後述のコインランドリーだけ.

買い物の話

だいたいにしろフランス語の数字を覚えずに行ったので,大した買い物はしなかった. クレジットカードを使いたい意思を見せれば,とりあえず機械に表示される金額を見ることができるので,バスの運賃とかもそれで事足りた.

スーパーは,MONOPRIXというやや高級スーパーを2回ほど利用した. 基本的には食事と水(他で買うと高いがここでは0.5ユーロちょい)を買ったが,持ってきたスリッパが速攻で壊れたので折りたたみのトラベル用スリッパを探して買った.高級スーパーでよかった. フランスのスーパーのレジはちょっと面倒って聞いていたので身構えていたのだが,なんとセルフレジがあり,金額の把握もカードの利用も余裕だった.

いわゆるレジ袋はどうやったらもらえるかわからなかったけどとりあえず有料ということは知ってたので,買い物袋は持っていきました.

高級は高級なのだが,店の名前が入っている商品はいわゆるプライベートブランドで,少し安くなっていた.

食事の話

総じて高い. レストランに入るとだいたいメイン1皿で20ユーロ,日本円で2500円は硬い. パンは無料でついてくる.あとパンはうまい.

自分はちょっと胃がワインに弱かったのか,メインの肉で胃がもたれてしまったりしてちょっとしんどかった. ただ,エクス・アン・プロヴァンスの名を冠した赤ワイン,あれはめっちゃうまかった.ぶどうの味がした.

スーパーで弁当的なやつを買えないかな,と思って行ってみたときには,サラダっぽいやつとサンドイッチ(スーパーのプライベートブランド)を買った. 合わせて5ユーロくらい. ビネガーが苦手でちょっと苦戦したが,サンドイッチは問題なく美味しかった. f:id:potato_omom:20180316194515j:plain

水の話

ペットボトルの水500mLを何回か購入した. 空港で買ったら3.5ユーロ,ホテルのフロントで2ユーロ,スーパーで買ったら0.59ユーロだった. 研究所のウォーターサーバで無限に補給したのでそこまで痛い出費にはならなかったが,やっぱり空港とかだと死ぬほど高いなと痛感した.

硬水と軟水の違いで苦しむことがある,なんてよく聞いたが,意外と自分の胃は大丈夫だった. ただ時差とか毎食重いとかそういうのがいろいろあって別件で胃腸の不調に陥ったりしていた(気づいていないだけで水に負けているんだろうか?)

朝市

マルシェってヤツ? 火木土にやるのかな?研究所に行かないといけないときはいつもまだ準備中だったので,チェックアウトの日の朝に少し覗いてきた. ようやく楽しむ余裕が少しできてきた感じ.

野菜や果物,チーズを売ってるのが多いけど,所々にすごいのがある. たとえば一面に香辛料を広げている人.たとえば軽トラの貨物室が鶏を丸焼きにする専用になってるやつ. 買わないで写真撮るのは気が引けたので撮ってない.

あとは衣類とかバッグとかそういうのも売ってる人がいて,本当になんでも揃いそうだった.

洗濯の話

下着とかは基本的には宿でやっていたのだが,大物も洗いたかったので一度コインランドリーを使った. 滞在中ここだけ,クレジットカードが使えなかった.

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使い方が図解で書いてあってわかりやすい,いいところだった. 写真にある緑のバケツは勝手に使っていいやつっぽかったので使った.

コーヒーとかお菓子の自販機とか置いてあってガッツリ休める感じだった.夜だから使わなかったけど.

使い方

  1. 必要なら洗剤を買う.支払い機が1個だけあって,お金を入れて洗剤自販機の番号を押すと,洗剤自販機から洗剤が出てくる.自販機にはお金を入れるところはない.
  2. 開いている洗濯機に洗濯物を入れる.洗剤も入れる.洗濯機の番号を確認.
  3. 支払い機にお金を入れて,洗濯機番号を押す.3.6ユーロだったかな.
  4. 洗濯機のスタートボタンを押す.

だいたいこんな感じ.乾燥機も同じ感じ.10分1ユーロで使えた. 価格帯的には日本と同じくらいかな?

滞在して

みんな親切だし,空は広いし,町並みはきれいだし,楽しい滞在でした. 日本人の知り合いが居たというのもあるけど,あまり不自由せずに生活できました.

次は列車周りを書きます,多分.

欧州武者修行記 1日目

主に飛行機の話です。

 

飛行機でのメモ

オフラインでもGoogleドキュメント使えるのは神っぽい。スマホでメモを取る。


座席モニタはAndroidっぽい。

USBはおそらく定格1A。


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離陸20分で水(320mL)とおしぼりの配布。水のペットボトルには広告入っぽい。

 

機内食


さらに1時間くらいで機内食。確かカツ丼だったんだけどなんでデザートのアイスしか写真撮ってないんだ……?
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お腹いっぱいでたぶんのちにトイレ行きたくなるが、モニタ下からイヤホン線が伸びているとその前を通りづらいな、ということに気づく。これはデザインの欠陥か?

 

寝れない


出発からおよそ3時間(日本16時過ぎ)、通路側の人がトイレに立つ。すかさず続いてトイレに入る。

トイレは壁越しに隣の個室があるため、流す音とかが聞こえて落ち着かない。

日曜劇場の刑事ドラマを見ているが、寝るタイミングを逸しそうだ。日本時間18時くらいから少し眠ろうかと検討している。

 

SIMカードの準備


SIMカードを入れ替えた。

ロック解除成功したので、あとは着陸後に機内モードを解いてみてどうなるかだ。


日本時間16時半、PC広げようかと思ったところ、ちょうどメイン照明が落ちる。太陽が目に入って眩しいが、しばらくドラマ見てから少し寝ようと思う。

 

寝れない……


18時前に入眠を試みるも、結局眠りに落ちることはなく19時ごろに諦める。モヤさまパリ後編を見ることでリラックスを図る。

 

寝れなかった


日本時間22時半、メイン照明が点灯。

結局ほとんど寝れなかった。

次の飛行機で寝ると夜寝れなさそうなので、今度は逆に寝ない努力が必要になる…。寝ておきたかったな。


ほどなく、機内食準備の雰囲気になる。

前回の食事から約6時間後?計算に自信がなくなってきた。

食事だと思った瞬間に腹が減ってきた。

なお、メイン照明がついたときに窓のシェードが解除されて非常に明るい。


CAさんが外国人に「グッドモーニング」と言っている。だが日本時間で現在は23時前、ミュンヘンでは15時前。モーニング要素はどこに。

 

機内食(2)


朝食(?)は、鮭ごはん的なやつにした。炊いた白米、いわゆる白いご飯は、この地上で最も美味い主食であると、胸を張って言いたい。もう泣きそうだった。まだ日本を離れて半日経ってないのにこんなにも、白い飯が美味い。いや白いご飯はいつ食っても美味い。


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通路側の人がトイレに立つ→俺も行く→戻ってくると窓側の人がいない→窓側の人が戻ってくるまで体をほぐすことに成功した。


日本時間24時過ぎ。照明が明るくなった。あと45分で着陸する予定らしい。

ちょうど次のフライトのあたりが超眠いんだろうなあ。

 

下降


雲の下が見えてきた。日本時間で24時45分。森、畑、時々街?みたいな感じ。景色がまるで違うが、北海道とかだとこういう風景もありそう?

というかはっきり「森」という地形が存在するのがヤバい。全然違う。

ちょっと揺れて嫌だ。


白い壁に赤い屋根の街!

これが「街」である。高々三階建ての、よく揃った街。

そして着陸。ほぼ定刻?

なんか管制塔の高さも低くない?

 

入国審査


パスポートコントロール兄貴「コニチハ」

僕「こんにちは笑」

パスポートコントロール兄貴、後ろの兄貴とくっちゃべりながら審査してた。

 

トランジット 

トランジット。たぶん国内線的なやつ。フライトは1時間半くらい、PCを棚の上に上げたのでレポ書きとかで時間を潰そう。

2列・2列の小型機でのフライト。乗るときにコクピットを覗けたので面白かった。

離陸前から子供がギャン泣きしてる。どこもそんなもんか。

そういえば空港で水を買ったが、€3.35とかでキレそうだった。大事に飲む。炭酸無しを選べた自分GJ。


離陸直前、機内誌をパラパラ見てたら、「シートベルトしてるんかワレ」と問われた。締めているのを見せることで解決したが、行動に比べて声というか言語はまだスッと出ない。


離陸15分程度でcheese or サラミ?と聞かれておきた。サンドイッチうまい。

めっちゃうまいなこのサンドイッチ。


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飲み物のサービスが来たが、選択肢がわからなくて困ってしまった。どっかに書いてないか、機内誌とかを探したけどなかった。リンゴジュースは普通のリンゴジュース。

 

熟睡


どうもガッツリ寝ていたらしく、起きたら下降し始めてた。上空から見たフランスの電灯はオレンジ色の電球っぽかったのが印象的。

 

着陸後

もう1回パスポートコントロールがあったが、EU圏内同士の移動なのでチラッと見て終わった。

テロ対策〜とかってなるまではここでの審査はなかったらしい。